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Special Interview

哀川 翔さん
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Interview

「ばら大使」と聞いた時、ピーンと強烈な花の印象が脳裏によぎった。

「かのやばら大使」になられたきっかけは?

いろいろなご縁で親善大使にお誘いいただくことがあるんだけど、なぜか「花」にかかわるお話が多かった。自分の中では男と花のカップリングって不思議な印象だったし、ちょっと躊躇することがあったんだよ。そんな中、幼少から青年まで育った鹿児島県鹿屋市から声をかけていただいたのが「かのやばら大使」。お世話になった鹿屋市への恩返しの気持ちも強かったけど、それ以上に花=バラのイメージが強烈に頭に焼き付いてね。バラ、俺には一番いいじゃない!って。それで「かのやばら大使」の1号を引き受けたんだ。今では毎年、かのやばら園を訪ねるけど、毎回こんな花があるんだと驚きと感動がある。大使になるまでは色の違いしか気にしていなかったけど、花の形、花びらの質感、ちょっと離れてみて分かる見栄えなど、一輪いちりんの違いと存在感が伝わってきてね。さらにワンステップ、花の魅力の深さに踏み入れたと思っている。俺の知っている植物の中ではバラが一番バラエティがあるんじゃないかな。自分で花を選び摘み取って自宅に飾ると、なんとも言えない雰囲気に覆われて素敵な気分になるよ。

日常生活でも植物を愛でているようですね。

自宅にはグリーンが多いかな。花を咲かせるものもあるよ。俺は花そのもの見て楽しむより、花を香り、季節を楽しんでいる。育てていると自分とグリーンの関連を考える。なぜおまえ(植物)はそこにいるのか、とね。当然、話ができない生き物だから、人間関係のような付き合いはできない。でもよく見て、じっくりと時間をかければ何を語ろうとしているのか、想いが分かるようになってくるよ。植物には人付き合いの原点を気付かされるね。

喜びが花を通じて伝わっていく。

花をギフトとして贈った思い出を教えてください。

最初は母の日だった。子供のころ、なんとなくカーネーションが定番だと気付いていて、母に贈ったことからはじまった。それからは毎年贈るようになってね、花がないと寂しく感じて一本でも花を求めるようになった。そのころは日頃の感謝、ありがとうという気持ちと、これからもよろしくという気持ちを込めた花贈りだった。それから誕生日にも花を贈るようになったよ。

妻には付き合い始めたころに、よく花を贈ったよ。まだお互いを良く知らないころは、相手に何を贈ったら喜ばれるかわからないじゃない。でも花だったら喜んでもらえる。だから今でも、人付き合いの始まりでは花を贈ることがあるし、とっかかりには花がいいんだって、みんなに教えたいね。

花を贈られることも多いのでは?

確かに、自分は花を贈るより贈られるほうが多い。それも個人としていただく量をはるかに超えて、たくさんの花をいただくことがある。贈ってくださった方々の気持ちを考えると、とても嬉しくってね。でも持ち帰りできないたくさんの花は、自分の喜びをおすそ分けする気持ちで、周りの人にお渡しすることがある。そうすると、さらに喜んでくれる人が増えてきてね、「長く楽しみましたよ」なんて聞くと、また嬉しくなる。上手に長く楽しむ姿には、花への愛情があらわれる。喜びが、生き物を介して広く伝わっていく。そんな魅力が花にはあるよ。

男から女に花を贈るのが「正論」

過去と現在、花贈りのスタイルに変化はありましたか?

自分が今の年齢になったからこそ、花を贈ることに抵抗がなくなったように思える。以前なら、男から女へ花を贈るのはしきたりではないと考えていた。でもそれは自分の考えが固まっていなかったからで、今なら花を贈ることがおかしいだなんてとても思えない。つまり、年齢を重ねることで、うわべだけや形だけじゃなく、行動が想いにともなってきた。こころから感謝をすると、花もきっちり贈ることができる。

贈り物は金額ではない、と言われているけれど、俺も贈り物を考えるときには、きっちりと選んで、これなら喜んでもらえるのではと思える物を贈るようになった。想いを込めればこそ、想いが伝わる。想いは言葉より重い。だから花を贈れる自分になったんだと思っているよ。

哀川翔さん流の花贈りとは。

花は手軽だし、そのはかなさが、贈られる方にも負担にならない。でも、そんな物事としての反面、贈った人と贈られた人との想いを伝えることを花が請け負ってくれている。そういうモノって、花しかないと思うよ。すごく簡単なようだけれど、花を通して、深いやり取りがある気がする。

花を贈るということは、贈った時で終わるのではなく、贈った人の何年後、何十年後の人生を変えることの始まりだと思う。バレンタインデーや誕生日など、何かのきっかけに花を贈ってみてよ、と言いたいね。そしてその人が定期的に贈ることに慣れてきて、習慣になったら照れもなくなるよ。周りも「あいつは花なんだよね」って認めるようになる。俺はバラだけどね(笑) そう、みんな笑うけど、いろんなポスターや雑誌など俺の写真を見てもらえれば、バラが俺のスタイルに似合っているって気づいてもらえるよ。ちょっとキザかもしれないけど、だから俺は他を選択しないで、あえてバラを選んでる。個人的にはいろんな植物と付き合っているけどね(笑)男から女に花を贈るのが「正論」で、花が男のスタイルになるんだってことに、気付いてほしいね。

(取材&TEXT T.HAINO Y.MATSUMOTO)

Information

かのやばら園

哀川翔さんが「かのやばら大使」を勤められている鹿児島県鹿屋市の「かのやばら園」。インタビューで哀川翔さんが手にするバラの花束は、かのやばら園からサプライズプレゼントで贈られたバラの切花です。日本最大級の面積を誇る施設では、鹿屋オリジナルのバラ『プリンセスかのや』をはじめ、約5万株のバラが、皆様のお越しをお待ちしています。

住所:

鹿児島県鹿屋市浜田町1250番地

電話:

0994-40-2170

開園時間:

(4月~7月) 9:00~18:00 (8月~3月) 9:00~17:00

休園日:

月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(ただし、ばら祭り期間中は休園日無し)

M BAR

インタビューにご協力いただいたシェラトン都ホテル東京のメインバー「M BAR」。ゆるやかに流れる時間を楽しむようにクラシックジャズが静かに流れ、キャンドルやオイルランプがほのかに照らされている大人の隠れ家。リビングルームやシガーラウンジ、個室など個性的な空間でくつろぎのひとときをお楽しみください。

住所:

東京都港区白金台1-1-50 シェラトン都ホテル東京 B1F

電話:

0120-95-6638

営業時間:

17:00~24:00(無休)