花業界の名物男・宍戸純さんが、フラワーバレンタインにぴったりの花々の“うんちく”を伝授!!
プレゼントの花について、こんなうんちくを語れたら、彼女との会話もはずむこと間違いなしですね♪
「なぜ日本の男はもっと花を贈らないんだ?」とよく思う。
女性に聞くと、花をもらうとやっぱり嬉しいし、それにあとあと残らないからかえっていいかも、という本音もちらほら。
男性からは「そもそもどんな花を贈ったらいいのかわからない」
「花屋さんに入れない」「持って歩くのが恥ずかしい」という声がたいがい返ってくる。ああ、もったいない。
そこで今日は、“これを知っていればポイントあがること間違いなし?!”の花のうんちくをお伝えしたいと思います。
もうすぐバレンタインデー。ちょっと勇気をだして、彼女をびっくりさせてはどうだろう。とびきりの笑顔を見せてくれると思うよ。
世界中で最もバレンタインに贈られている花と言っても過言ではないだろう。古代の赤いバラ誕生の物語は、女神の愛の結晶から生まれたものばかり。赤いバラは”愛”の世界共通語みたいなもの。これまでどれだけの人々が言葉で表現できない情熱をこの花に託してきただろうか? 現代の品種で贈るなら”グランドアモーレ ~大いなる愛~”(写真上)と名付けられたバラがバレンタインにぴったりだね。
バラの香りが人に及ぼす生理心理効果は計り知れない。バラの香りは全般的には鎮静効果がある他、スキンケア効果や女性ホルモンのバランスを整える効果がある。
また、一部の香りには覚醒効果や美白効果、記憶力向上にも役立つことが最近の研究で分かってきている。現代バラは大凡7種類の香りに分類されるが、TPOにあわせて、香りでバラを選ぶのも面白い。
花言葉 |
「愛」「情熱」など |
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ラナンキュラスはバレンタインの季節に最もふさわしい花だ。この時期が実は旬で流通量、品質ともに最高の時期を迎える。また、この花は低温下でも花をたくさん付けてくれることから、化石燃料をあまり必要としない言わば、とってもエコな花なのだ。地球のことを考える方やクールな方なら、この花で決めてみることをおすすめしたい。
花言葉 |
「晴れやかな魅力」「名声」 |
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おすすめ産地 |
女性には絶大な人気を誇るガーベラ。最近は表情豊かな八重咲きやゴージャスな大輪種やシックな花色の品種も流通し、贈る人もあれこれ選べて、とても楽しい花となりました。贈る方の好みやタイプに合わせて、最高の1本を選んでみては如何ですか?
花言葉 |
「神秘」「崇高美」 |
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オスマントルコの時代から脈々と開発の歴史を辿ってきたチューリップ。その中でも、オリエンタルな雰囲気を最も醸し出しているのが、シボリ柄のレンブラントチューリップ。チューリップ狂時代には破格の値段で取引され、バブル経済の原点ともなったタイプです。この一風変わったアートなチューリップで、特別なバレンタインを演出してみては如何ですか?
花言葉 |
「恋の告白」「博愛」「片思い」 |
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バレンタインといえばチョコレート。チョコレートの色と香りを持つ花というと真っ先にこの花が浮かびます。実はこの花はメキシコからやって来た野生種なんですよ。最近ではキバナコスモスと交配した赤いコスモスも誕生しているのですが、これもまた、かなりの美しさ。香りは黒のコスモスが の方が 強く、赤のものは弱い傾向にあります。色で選ぶか、それとも香りでえらぶか?貴方のお好みはどっち?
花言葉 |
「恋の思い出」 |
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この時期にラン?と思うかも知れませんが、実はこの時期が旬のものが多いんです。その中でもオススメしたいのが、ランのスーパースターともいうべき、パフィオ。女神のスリッパともいわれますが、その独特の姿は、ずーっと見ていてもユニークで飽きることがありません。バレンタインの直後に世界らん展が開催されます。プレゼントをきっかけに、ランにハマってみるの良いですね。おすすめは”デレナティー”ラズベリーの香りもする、魅力のつきない花。
花言葉 |
「軽快」 |
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言葉は無しに、思いを伝え、花で感動させたい!そう思っている貴方には、ダリアをおすすめします。特に黒の大輪ダリア”黒蝶”は高級感、存在感ともに圧倒的なパフォーマンスをしてくれるバレンタインには最高の花。上手に思いを伝えられないメンズでも、これさえあれば鬼に金棒。シャイなキミも勇気づけてくれます。
花言葉 |
「豪華」「エレガント」 |
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